お酒飲んでもいいですよ、だって。オヤジ喜んでるよ。
H26/7/3入院・9/26退院 病名・悪性リンパ腫(非ホジキン)
◇◆2月の様子◆◇
最後の抗癌剤から2ヶ月、【シイタケ菌糸体】を再開して4ヶ月が経った。
相変わらず、いろんなものを良く食べる。
先月の宣言どおり、早くも仕事に復帰してしまった親父。会社のはからいで楽な部署に配属してもらったそうだが、仕事内容が単調すぎて、退屈で1日が長く感じると愚痴を言ってた。
贅沢な奴だ・・まぁ、これも元気を持て余してる証拠か・・
入院中時々あった発熱もなく、血液検査も良好。そして何といっても、親父が1番顔色変えて喜んでいた先生の言葉が「お酒、飲んでも大丈夫ですよ」だった。
えっ・・そんなもん飲んでもいーの?とは思ったが、別に肝臓が悪くて入院していたわけじゃないし、先生が言っているんだし、本人も喜んでるし・・
まぁ、飲めることを喜ぶのも元気な証拠か・・たしなむ程度にしとけよ。
食事の量も、以前食べていたほどの量にほぼ戻り、体重も戻っている。
でも、筋力はかなり落ちたそうだ。足の踏ん張りが利かないらしい。
無理もない・・。
病院では、食事は考えられた薄味の献立、クスリ漬けに抗癌剤でガリガリに痩せる、運動するわけでもなく寝転がってTVの毎日。
そりゃあ付いてた筋肉もなくなるよ。
でも、年をとって落ちてしまった筋肉は、今度はなかなかつかないんだよな・・
親父は釣りが大好きで、テトラからウキでよく釣りに出かけていたが、最近久しぶりに行ったらしい。
その時初めて痛感したそうだ。
テトラに登るのがこんなに大変になっていると・・
やはりショックだったようだ。
自分では「退院すれば家の階段も上り下りするから筋肉ぐらいすぐつくだろ」
なんて言ってたが、そんな簡単な話ではなかった・・
これが現実かと落ち込んでいたので、言ってやった。
「別に釣りが出来なくなったわけじゃないだろ。テトラ以外で釣ればいーだけじゃん。
あのままいつまでも病院変わらず病気で死んでたら、釣りすらできてねーよ!」
「ま〜な」と、無理やり納得させた。
そんな2月も、風邪も引かず無事に過ぎた。